英検4級
今回は英検4級についてお届けします。
春日井個別指導学院は、英検協会から表彰された英検準会場となっています。本会場よりも安く受験できるので、ご希望の方はぜひご連絡ください。
1.難易度・合格ラインについて
英検4級の単語レベルは「中学中級程度」、中2までに習う英語の内容になります。必要単語数は約600〜1,300語です。
英検4級合格に必要な正答率は明らかにされていませんが、6割程度が合格ラインだと予測されます。
2.試験内容について
英検4級には、一次試験(筆記・リスニング)とスピーキングテスト(コンピュータ端末を利用した録音形式)があります。
一次試験は、筆記試験とリスニングテストの2部構成で、解答形式はマーク式です。
・筆記試験は35分で、リーディングの技能が判定されます。
・リスニングテストは約30分で、筆記試験に続いて実施されます。
・スピーキングテストは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどコンピュータ端末を利用した録音形式で実施され、自宅や学校などで受験することが可能です。
専用サイトにアクセスし、受験票横の「本人確認票」、または一次試験個人成績表に記載された英検IDとパスワードでログインして受験します。試験時間は約4分です。
3.問題形式について
リーディングでは
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】日本文付き短文の語句整序
・【大問4】長文の内容一致選択
の4つの大問が出題されます。
特に、大問4は、英検5級までにはなかった「長文での内容の一致選択問題」が出ます。
具体的には、次の3つの形式の長文と、それに対する問題が出題されます。
【大問4A】掲示・案内:2問
【大問4B】Eメール:3問
【大問4C】説明文:5問
英検4級レベルの単語を覚えていることはもちろん、制限時間内に長文を読み解いていける読解力が必要になります。
長文問題の点数を上げるためには、まずは何より単語力が必要です。その後、各形式ごとに解き方をマスターして、問題演習を積めば確実に点数は伸びてきます。
リスニングでは
・【第1部】会話の応答文選択
会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う。
・【第2部】会話の内容一致選択
会話の内容に関する質問に答える。:10問
・【第3部】文の内容一致選択 短いパッセージの内容に関する質問に答える。:10問
以上合計30問が出題されます。
内容は、家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化などに関する話題が出題されます。
スピーキングでは
まず25語程度のパッセージを音読します。
その後
No. 1, 2:音読したパッセージの内容についての質問に答えます。
No. 3 :イラスト中の人物の行動や物の状況を描写します。
No. 4 受験者自身のことなど 日常生活の身近な事柄についての質問に答えます。
4.勉強法について
文法編
【中学2、3年生など、英検4級レベルの学習をほぼ終えている場合】
・試験に慣れること
・苦手分野を補強すること
の2つが重要です。
まず英検対策書を使って 過去問で問題演習しましょう。
英検は試験形式が毎回一定している試験ですので、試験に慣れるだけでも、素早く解答し、正答率を上げられるでしょう。過去問を解き、試験形式に慣れましょう。必ず時間を計り、どれくらいの速さで解答していけばよいかも確認しましょう。
また、過去問を解き終わったら答え合わせをし、間違えた問題の解説をよく読みましょう。大問ごとに正答率を算出し、正答率が6割を切った問題は、苦手な分野だと考えましょう。
苦手分野があった場合には、問題集のあてはまる単元を、繰り返し問きましょう。
【小学生、中学一年生などまだ習っていないことが多いお子さまの場合】
まず英検4級に最低限必要な中2までの文法知識を、文法解説の詳しい問題集を使って固めていきましょう。文法基礎がしっかり身についてから、英検対策問題集を使って問題形式に慣れて行きましょう。
単語・熟語編
英検4級に出る単語・熟語は、日常生活の身近な事柄に関するものが中心で、中学1~2年の教科書に出てくるレベルです。
筆記試験大問1では、15問中7問程度が単語、5問程度が熟語の知識を問う問題となっています。名詞と動詞の出題が多くなっていますが、形容詞や前置詞も問われます。動詞は過去形を問う問題が頻出します。
必要単語数は約600〜1,300語と多くなって来るので、単語帳を利用して覚えると、より効率的に学習できるでしょう。
リスニング編
リスニング対策には、まず英語のリズムやイントネーションに慣れることが肝要です。単語や文を聞こえたままに復唱する練習をしましょう。
また、第3部は会話ではなく25語前後の英文のリスニングとなるので、情報の要点を聞き取る必要があります。聞きながらメモを取るようにするとよいでしょう。書くことに気を取られて耳がおろそかにならないよう、キーワードだけを書きとめます。
出題内容としては、挨拶や会話、電話、案内放送などの定型表現が多く取り上げられます。定型表現は知っていれば簡単ですが、そうでない場合はどのような場面の会話なのか把握することが難しくなります。定型表現はひたすら聞いて、声に出して言って、書いて、しっかり身につけましょう。