2021年度からの英語の授業の変更に関してにお伝えします。
より詳しい情報はyoutubeで公開しています!
新年度4月から中学校の英語の教科書が変わりますね。これにより
英語が極端に難化
し、学校の授業についていけれなくなる子も多くなる可能性があります。そこで今回は来年度からの英語教育の変更に関してお伝えします。長くなりますが、非常に重要な話なので見てもらえたらと思います。
現在の小学校の英語の授業に関して
まず、現在の小学校の英語の授業に関してです。基本英語の文法を学ぶのではなく、歌をうたったり会話をしたりなど、英語の感覚を学び、会話で使いながら英語を学習するというスタイルです。
単語数
単語数は600語~700語。ただ、従来の中学校の英語教育のように、単語を「書ける」ようにする訓練はしていません。
学習レベル
ざっくりうと、現在の中1、中2の30%くらいの内容が含まれています。英検で言うと、英検5級全般と英検4級の内容も含まれているレベルです。
中学校英語の具体的な変更点
全体として量が約2倍くらいになり、質もかなり高くなります。
単語量
従来の中学校で学習する単語より約2倍となります。
単語具体例
例えば
evacuation
mining
donate
など。
熟語具体例
according to
in addition
in spite of
など。
これらの単語、熟語は英検2級でも出題されるレベルのものです。
文法
今まで高校で学習する内容が中学校に入ってきます。
感嘆文
How beautiful
原型不定詞
Let me alone.
現在完了進行形
I have been studying.
仮定法
If I were you, I wouldn’t go there.
英作文
今までの英作文は、日本語が書いてあって、それを英語にするような問題でした。これからは自由英作文形式の問題が増えてきます。
例えば、
環境問題に関する資料があり、それに対してあなたの意見を英語で述べよ
みたいな問題ですね。ここで大切なのは
ある程度環境問題の事にも知っておかないと、英語以前に、日本語でも自分の答えを述べる事が出来なくなってしまうんですね。
QRコードがつく
英語の教科書にQRコードが付きます。スマホやタブレットからそれを読み取ると音声が流れる仕組みですね。
という事は、
「聞く」能力
も求められてきますよね。
中学1年生は要注意!
小学校で学習した英語の内容はかなり増えましたよね。さらに大変な事は、中学1年生の教科書は、
小学校で学習した事を知っている前提で授業が進む
という事です。あれだけ膨大な量なので、きちんと内容をマスターしている子は、英語を習っている子を除いては少ないと思います。
単語量が2倍に!
中学で扱う単語が2倍になります。
従来の中学校で学習する英単語は約1200語
それが、新中1生が中学校で扱う単語が2倍になるわけです。具体的には
小学校で学習した英単語 600~700語
中学校で新しく学習する英単語 1200語
合計して、2倍近くになるわけですね。
ただ、全ての単語を「書ける」ようにする必要はなく、発音が出来て意味が分かるだけでよい単語と、書けなければならない単語の2種類に分かれます。
中学3年生も要注意!
新中学3年生(現中2生)も大変ですね。なぜなら、難化した新しい教科書を一気に渡されますからね。
今まで見た事のある単語も多いですし、傾向も異なってきます。今まで英語が苦手だった子は更に困る事になるでしょう。
以上来年度からの英語教育の変更に関してお伝えしました。
従来の、学校や塾で教科書、問題集をただ解くだけの授業では対応できなくなってくるでしょう。当校でも既に準備は整いつつあるのでその事に関しては後日どこかでお伝えします。