英検5級
〇初めに
この記事では英検5級合格のために必要な情報をまとめて紹介していきます。まず初めに英検についての情報を知る必要があるので、レベルや試験内容、合格点などについての情報をまとめました。次に出題形式や傾向、効果的な勉強法を分野ごとに詳しく紹介します。英検を受験される方はぜひ参考にしてください。
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〇レベル
英検5級は中学1年程度のレベルとされるとあります。
必要単語数は中学初級で習う、約300〜600語です。
〇試験内容
英検5級は筆記とリスニングがあります。
また、受験者は任意でスピーキングテストを受けることができますが、スピーキングテストを受けなくても、リーディングとリスニングで合格点を取れれば「英検5級合格」となります。
試験内容としては、
英検5級リーディングでは
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】日本文付き短文の語句整序
の3つの大問が出題されます。
詳しい内容を見ていきましょう。
大問1の問題構成は、
・単語・熟語が問われる問題が12問
・文法が問われる問題が3問
の合計15問になります。
レベルとしては、知識さえあれば誰でも解ける問題ですが、大問1に出る単語が一番難しいとされています。ただ、大問1で満点が取れなくても、その他の大問でしっかり点数が取れれば十分に合格できます。
大問2は「会話文の文空所補充」です。
全部で5問出題されます。
会話文の一部が空所になっており、4つの選択肢の中から適切なものを1つ選ぶ問題です。
大問2では、会話の流れを捉える力と、単語や熟語の知識が問われます。
大問3は「日本文付き短文の語句整序」になります。
日本文に対応するように英単語を正しく並び替え、1番目と3番目にくる組み合わせとして最も適切なものを選択肢から1つ選ぶ問題です。
リーディング大問3では、主に問われているのは文法力です。
文法をしっかり学習していないと正答は難しいでしょう。
しかし、この大問3の点数がほとんど取れなくても、その他の大問でしっかり点数を稼げれば英検5級には合格できると言われています。
・リスニングについて
英検5級のリスニングでは、簡単な挨拶や日常会話、身近な事柄に関する問題が出題されます。
第1部は、会話を完成させる問題です。せりふが1つ読み上げられるので、それに対する応答として適切な選択肢を選びます。友人同士や親子、店員と客などの日常会話が中心です。
第2部では、男女2人の会話を聞き、その内容と一致するものを選びます。友人・親子などの日常的な会話が多くなっています。
第3部では、3つの英文を聞き、その中から、問題冊子に印刷されているイラストの内容と一致するものを選びます。日常生活の身近な話題が中心です。
英文はすべて2回放送され、読まれるスピードはゆっくりです。
〇合格点・合格正答率
英検5級一次試験全体の合格点は31点 / 50点(得点率62%)です。
各技能の目標点は、リーディング合計が10点 / 25点(得点率40%)、リスニング合計が21点 / 25点(得点率84%)で設定しています。
〇勉強法
・単語について
英検5級レベルの単語・熟語を学習するには、まず、問題集で目にしたものをしっかり覚えるのが基本です。英検5級を受験するレベルのお子さんでは、まだアルファベットを覚えきれていなかったり、英語の音に慣れていなかったりします。したがって、見るだけ読むだけではなかなか覚えられません。その単語・熟語の発音を聞き、口に出し、何回も書くなど、五感を使った勉強法がおすすめです。
・文法について
英検5級では、中学1年で習う文法が出題されます。筆記大問1では、文法そのものの知識を問う問題が3問程度出題され、筆記大問3の語句整序でも文法力が必要になってきます。
具体的には、現在形、現在進行形、canを使った表現、代名詞、疑問文、否定文、命令文などです。疑問文は、疑問詞を使った疑問文もよく出題されます。
英語の語順は日本語と異なるために難しい点でもあり、よく問われるポイントでもあります。平叙文、否定文、疑問文、命令文を区別して理解し、問題の数をこなして、定着させましょう。定型表現として何度も言って覚え、それから文法的に理解するのも良いでしょう。
また、慣れてきたら、その文法を使った例文を、自分で考えて書いたり言ったりする練習をすると、今後スピーキングにも応用の効く力が身についていくでしょう。
出典:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/solutions.html