最近、塾で「パフォーマンステストの原稿を添削してください」と
よく言われます。
中学3年生のパフォーマンステストでは何が問われるんでしょうか。
スピーキングとライティングに分かれる。
中学校で行われるパフォーマンステストとは
英語のいわゆる4技能のうち、「書く」「話す」
の表現分野を見るテストのようです。
抜き打ちで行われることはなく、2〜3週間前から告知されて
準備期間が設けられているようです。
日本人の先生方やALTの先生方が評価してくれるんですね。
ライティングテスト
前回の中学3年生のライティングテストでは以下のようなものでした。
「絶滅危惧種を1つ選んで、紹介してください」
分量は最低5行以上。
生息地、危機に瀕している理由、私たちができること
を記述して、提出するようでした。
こちらは事前にお題も伝えられていて
調べて書く時間もあったようです。
スピーキングテスト
今回、スピーキングテストとして宿題される予定の課題が
「ランダムに引いたトピックを見て、自分の意見を述べる」
というものでした。
トピック自体は8つ、事前に伝えられているようです。
しかし、台本を先生と一緒に書いたり
添削をしてもらったり・・・
という時間はなかったようです。
先生方は「即興性」を高めようと思って、この機会を設けられているんですね。
しかし、どのくらいの生徒さんがこれをきちんと消化して
評価されるんだろう・・・
と思っています。
I agree with~
I have two reasons.
First~. Second ~
という流れで書くことは知っているかもしれないですよね。
でも、それを自分の考えをもとに埋めていく
語彙、文法の即興性が難しいと思いますし、
「日本語で思いつくことを英語にする」
中学3年生にとってどのくらい難しいことなんでしょうか・・・
今回のテスト結果が楽しみです。
知識・技能/思考・判断・表現/主体性 の3つから評価
パフォーマンステストでは通知表と同様に3つの観点から評価されるようです。
●知識・技能
自分の考えを理由や根拠を正しい英文で複数使って話されている
●思考・判断・表現
自分の考えを理由や根拠を2つ以上、
今まで学習した表現などを使って伝えている。
●主体的に取り組む力
自分の考えを理由や根拠を2つ以上
今まで学習した表現などを使って話そうとしている。
上記ができているとAとなり、
それ以下だとB.Cの評価がつくようですね。
全国学力調査でも出題された
https://www.asahi.com/articles/ASR70552PR7XUTIL01X.html
>中3英語スピーキング、正答率12% 0点が6割 全国学力調査
0%が6割もいるんですね。
こちらは、解答をパソコンに向かって録音するタイプのテストだったようですが、
英語を習っていない人にとっては、
もちろん難しいテストだった事でしょう。
返事をする「定型文」もわからなければ、
言いたいことの「単語」が瞬時に浮かばない。
ということも当然あるでしょう。
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