愛知県全県模試が返却されてきましたね。そのことに関していくつか私が思う事を今日はお話しようと思います。
■結果に一喜一憂しない
もちろん模試の成績が上がったらうれしいですし、下がったら落ち込みますよね。ただ、今回の模試の結果はまだそれほど気にする必要はありません。みなさん、夏休み頑張ったと思います。ただ、その結果が出るのは10月くらいです。個々人の勉強のスタイルや塾の方針にもよると思いますが、ここまではまずは基礎の徹底の時期です。これから演習問題の訓練をしていけば、いくらでも上がります。逆に今基礎力がついていない状態で今回模試の結果が良かった子は注意してくださいね!
■模試の結果をしっかり見よう
まずは、点数、偏差値、そして志望校の合格パーセンテージですね。その前に、今回詳しい説明は省きますが、偏差値の意味がわかっていないお子さんが多いので、お子さんが偏差値の意味を知らない場合は教えてあげてくださいね。
そしてもう一つ大切な内容は、「出題項目別の成績」というところですね。各科目のどの分野が得意で、どの分野が苦手なのか全県平均点と比べながら分析しましょう。特に理科、社会は分野ごとに分かれて入る事が多いので、今後の対策が立てやすいですよね。
■目標点をどうやって取っていくのか戦略をたてよう
ちょっとかっこいい言い方をしましたが、例えば春日井南高校が第一志望としましょう。だいたい55%~60%は最低欲しいかなと気がします。数学を例にとりましょう。例えば、数学で点数が取りやすい範囲は、最初の式の計算のところです。この分野だけで、何と40点あるんですよ!ここで点数を落としている人は一度計算問題も演習をつんだ方が良いと思います。あとは角度、証明問題、方程式、一次関数のグラフを書く問題などは今回解きやすいと思います。ここだけ確実にとれば、難問を無視しても春日井高校レベルまで点数が取れるわけです。極端な言い方をすれば、「どの問題を捨てて、どの問題で確実に点数を取るか」という事が一番大切ですね。(名古屋の高校を狙う子はまた別の対策が必要です)
上記をやった上で模試のやり直しをしましょう。やみくもに自分のレベルに合わない問題ばかりやっても仕方ないので、自分の志望校やどの問題を確実にマスターするかを考えた上でやり直していきましょう。
中3生は2学期以降、中3の範囲以外の実力問題が出題されます。必ず!!模試の問題はやりなおしましょうね!