全国の大学の口コミ・評判情報を発信するサイト「大学スクールナビ」は、大学を中退した理由の調査をしました。
理由1位は
大学に通う意味が見いだせなかった
でした。正直私も驚きました。
4位の「単位が取れなかった」や5位「人間関係があわなかった」、「経済的な事情」などが一位だと思っていました。
先日教員の方と話していて、元教え子で早稲田、慶応、旧帝大などに合格した元教え子が、大学で挫折してうつになって辞めてしまうパターンは結構あると聞きました。
お子さんや保護者の方の気持ちも十分わかります。誰だって、少しでも偏差値の高い大学に行きたいですし、行ってほしいですよね。私だって、受験生時代同じ思いでした。
ただ、やはり一番大切な事は
「なぜ大学へ行くの?」
「大学で何を勉強したいの?」
というこの2点が大切だと思います。今の時代は、偏差値の高いところへ行ったからといって、学歴だけでやっていけるほど社会は甘くありません。やはり自分の専門性の何か武器を磨かないといけません。
それに社会に入ってしまったら、学歴よりも仕事が出来るかどうかですよね。もちろん、偏差値の高い大学は良い大学ですし、我々もみなさんの志望校合格のために全力をつくします。
ただ、今一度みなさんには、「大学へ行く意味」を考えて欲しいと思います。今年5月に受験生対象に、大学教授による進路セミナーをしました。生徒ひとりひとりが大学へ行く意味を考えるきっかけになった非常に良かったセミナーでした。今後も随時、このようなセミナーを開催していきたいと思います。